What's スカルピー


スカルピーって何だ?という方へ
正式名称は「Super Sculpey(スーパースカルピー)」 
米国ポリフォーム社製品で、国内の販売元は以前はダイセルファンケム株式会社。

加熱すると固くなるプラスティック系の造形材料です。使った感じは紙粘土より油土に近く、 ヘラで彫塑しても紙粘土のような戻りが無く、焼く(加熱)までのあいだは長期間造形することができます。 (造形中はホコリ防止の為、ビニールをかけときます。)芯にはバルサや針金、アルミ線、アルミホイル、高温でなければレジン棒、等の 140度位に加熱しても溶けない素材を使用できます。加熱には、温度調節機能、タイマーのついたオーブンやオーブントースター (これは少しコツがいるそうです。)、ストーブ、ヒートガン、と個人によって様々です。 個人的には生物等の造形向きで、フルスクラッチにおいて、 削って形を造る「削り派」より、盛って形を造る「盛り派」向きの素材だと思います。

焼く時の温度は100℃〜140℃位の間で、少しコツがいるのですが、焼き締めが出来るので、 はじめは短い時間焼き、最終的に完全に焼くという方法を私はとっています。 又、焼く前の状態では艶があるのですが、焼きあがると艶が無くなりますので、 焼き上がりの目安になると思います。焼き方が足りないと若干の脆さがあります。状況や方法にもよりますが、 焼いた後に加工するよりも、焼くまでが勝負という素材かなと・・・。 壊れると無残な程にボロボロなので。またポリパテに置き換える為の、 原型の原型として使う方法もあります。

他に「プロ用とあるグレイスカルピー」、「より高性能なスカルピープリモ」、「色の豊富なスカルピー3」、 「液体状のリキッドスカルピー」「ゴム状になるラバースカルピー」等があります。 あと時間が経過して固くなった焼く前のスカルピーを柔らかくする為の 「スカルピー軟化剤」と言う物もあります。これはスカルピー同士の接着にも使えます。
ひじょうに便利な造型材料だと思いますが、問題は・・・価格。質の良い油土と比べれば、それ程でもないとは思いますが輸入品なので、 ちょっと高価です。国内生産して欲しいが無理?。←無理です(笑)

それと、もう少しご注意を、フタル酸エステルを含んでいるので、粘膜への刺激がありますので、 スカルピーを使った手で目などはこすらない様にしましょう。また、使用後は必ず手をよく洗いましょう。 また、加熱後は、かなり高温になりますのでヤケドに注意してください。という理由で、 小さなお子様は保護者の方とご一緒に作業してください。

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