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HOW TO MAKE BOILING POINT 02(塗装編)
Rabi「Dのだんな、顔なんか赤いんですけど、あーVのだんなも!
2人で飲みに行ってましたね。」

D「これはシャドウ吹き攻撃じゃ、シャドウというと黒を連想しがちだが、この場合は、ハルレッド、赤系の茶色 じゃ。市販の物でも良いが、自分で調色するのもいいぞ。自分や動物等の色を良く観察するんじゃ」
Rabi「へーそうなんですか。ところで、目や口についてる、やっぱり、飲んだんじゃないですか?だって路地裏ジュースでしょ。それ」
V「路地裏ジュース?。何じゃそりゃ・・・・・・・あぁ、繁華街の朝方の路地裏に散らばるアレかって・・・・・しつこいし、汚ねーなぁ。
時事ネタか?時事ネタは、あとで訳がわからん。」

V「これはマスキングゾルといって、塗装したくない部分を覆い隠す物じゃ、水溶性なので、必要量にスポイトで水を微量 だけ加えると、伸びが良くなって作業し易い。若干、厚めに塗ると良いぞ。それと筆だと一度でダメになるので、スパチュラで塗装面を傷つけない様に行うと良い。 塗るというよりも置くという感じじゃ。」
D「シャドウ吹きの後は、Broken patternじゃ。いわゆる血管表現じゃな。これは趣味の問題なのだが、やっても、やらなくてもどちらでも良いが、 楽しいし、カッコ良く見えるぞ、先程の色に、若干の赤系を加えた物で行うんじゃ。最初は動脈じゃな。」

Rabi「ほうほう。で、どうやるんですか?」

D「エアブラシで、それっぽい血管のPatternを描くんじゃ、圧力を低めにして、細吹き(1mm位)で、出来るだけ、近づけて 行うんじゃが、余りやり過ぎると、最初のシャドウ吹きの意味が無くなってしまうので、注意するのじゃ。これは結構コツが必要じゃ」
D「で次に青系の色で同じくBroken pattern静脈じゃな。」

Rabi「って画像が無いじゃないですか?又、撮り忘れですか?」

D「・・・・・・・今回は、まだじゃったな。また、歯くいしばるか?」

Rabi「・・・・えーと、えーと、次!次はどうするんでしたっけ、
よっ、この女ごろし!大将、憎いねー、このー!、ヒューヒュー!」

D「・・・・・・・多少は学習能力があるみたいだなって、おまえはいつの時代の人間だ。それは、いくらなんでも古すぎるじゃろ。
おまえは梅さんか?」
D「次は、毛穴表現じゃ、今回、使うのはスポンジじゃ。」

Rabi「スポンジって、皿とか洗う、台所のあれですか?」

D「出来るだけ目の粗い硬めのもので行うんじゃ。要するにスポンジで行うドライブラシ じゃ。それを想定部位に行う。これもやり過ぎに注意じゃ。色々と工夫してみると面白いぞ。」

Rabi「次は肌の色ですね。」
D「透明感を重視したいので、リキテックス攻撃じゃ。水で薄めると、塗料のノリが悪いので、アクリル溶剤に溶いて攻撃じゃ。」

Rabi「リキテックスって、イラスト等に使うあれですか?女性系の瞳を描くのに使うって聞いた事がありますけど」

D「アクリル塗料で、半透明の色が豊富なのじゃ、画材店で手に入るぞ。コストパフォーマンスを考えれば、 それ程、高価では無いと思う。塗装出来ればいい訳じゃし、海外ではこの様な塗料の方が主流とも聞くぞ。」
D「一度で色をのせようと思わず、塗っては時間をおき、段々と色をのせる様にしないと垂れてくるので、注意が必要 じゃ。塗料の濃度にもよるが、模型用塗料の要領と少し勝手が違うのじゃ。この時、ハイライト部分を出来るだけ残す様に吹くといいんじゃ。あとから、ハイライトをのせるのもアリじゃ。」」

Rabi「今回使用した色は何ですか?」

D「えーと、TRANSPARENT BURNT SIENNA、TRANSPARENT RAW SIENNA、ZINC WHITE、を調色した物じゃ。全てSoft typeの透明色じゃ。色の調合の勉強をすると面白いし、好みで自分で工夫することも必要じゃ。いろいろと重宝するぞ。」

D「あと角は光沢の黒、台座はダークコッパーじゃ。Vのほうは
クリアーブルーを基本に色々と調色したみたいじゃが、微妙に忘れたと妖精さんが云っていた。」
Rabi「あっ、Vのだんな。今回は出番ほとんど無しですね。」

V「・・・・・Owner of A Lonely Heartじゃ、孤独な心の持ち主じゃ、誰かが撮影を忘れたんじゃ、ウッウッ(T_T)」

Rabi「・・・・・・・・作業途中に撮影って、結構大変なんですよ。」

V「?・・・(?_?)、まぁいい、肌の色塗ったら、お楽しみのマスキングゾルを剥がすのじゃ。はみ出していたら、リタッチじゃ。」

V「細部エナメル塗料で攻撃。エポキシ系接着剤を想定する粘膜部位(目や口元)に使っても面白い。最後は、 全体的にクリヤーでとじて、MISSION COMPLETEじゃ。」

Rabi「あぁーやっと終わった。終わった。ハイハイ、お疲れっす。
とっとと「Gallery」に収まって下さい。(-。-)y-゜゜゜プハー」

V D「・・・怒、こっ、こりねー奴だな。」ウリャァー、ドス、バキッ!

Rabi「ウギャァー!、ムキュー!・・・・・・・ギャフン!!」

V D「・・・ギャフン!って、やっぱり古典かよ? <(_ _)彡ペシッ」

作業工程(塗装編)
1)マスキングゾル塗布→2)シャドウ吹き→3)Broken pattern赤→4)Broken pattern青
→5)毛穴表現→6)基本色塗装→7)細部塗装→8)クリヤー塗装

HOW TO MAKE BOILING POINT 02(塗装編) 補足
墨いれ
塗装
の場合
バリ・パーティングライン・気泡処理、離型剤落とし後、透明プライマーで下地、エナメルのレッドブラウンでスミいれすると、 Galleryページの様な塗装になります。ふき取りに綿棒を使うと、ぼかしのコントロールが利き便利です。気泡埋めはレジンの粉+瞬着、もしくはパテ等で処理して下さい。
使用レジンはノンキシレンアイボリーです。

梅さん ・・・・・「ど根性ガ*ルの愛すべきキャラクター。寿司屋の店員で、出前の途中に、アベック(死語)を
    からかうのが趣味。夢中になり過ぎて電柱に激突、出前をひっくり返すのがいつものお約束。」

どうやら、Vのだんなは、ROCK CLASSICがお好みだったようです。
このへっぽこHOW TO(リー・アーメイ方式、フル・メタル・ジャケットって映画知ってますか?)は、
かなり,いろいろな意味で痛い構成になっています。画像と文章が合っていない部分もありますが、
撮影のし忘れです。ここで紹介している方法は、あくまでも自分流なので、お好みで、お好きな様に
塗装して頂くのがベストだと思いますので、参考程度にして下さい。
完成したものは
Gallery 」にあるので、よろしければ御覧下さい。お疲れ様でした。

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